ご無沙汰しております!
一般社団法人Bean to bar at homeの濵田です^^
今回は、読者の皆さま、そして!
コーヒー好きには知って頂きたいカフェをご紹介致します!
日本の喫茶店の原点になった、現存する最古のカフェー。
その名も、
「カフェー パウリスタ」
カフェー(cafe)は、ポルトガル語でコーヒー
パウリスタ(Paulista)は、サンパウロっ子の意味だそう。
銀座駅、新橋駅から徒歩5分ほどの場所にあります!
明治44年(1911年)に開業。
なんと、創業110年!
110年?!!凄くないですか?!
店内はとっても落ち着いておりました。
こちらはカウンターがあり、2階です!(1階の写真はお客様がおり、撮れませんでした!)
お席におられるお客様は新聞や雑誌を広げて読み、
店内はジャズがかかっており、非日常なお時間を過ごされている感覚でした。
店内には、こんな感じで、
馬が麻袋を運ぶ姿や、コーヒーチェリー収穫の絵が飾られておりました。
カカオ&コーヒーの仲間とこちらに伺い、
まずはメニューを^^
本当に魅力的でした^^
私は、キッシュが付いたランチセットを頼みました^^
サーモンのキッシュです!
生地が柔らかく、でもサクッとしてて、めちゃくちゃ美味しい!!!
続いて、「森のコーヒー」
こちらブラジル農園からの
農薬不使用栽培で、完熟の豆のみを使用しているそう!
浅煎りで、コーヒーチェリーを感じるスッキリした味わいでした^^
で!
凄いなと思ったのが、こちらランチセットなのですが、
・お食事中のコーヒー
・食後のコーヒー
2つ出てくるんですよ!
さすが、コーヒーのお店!!(ボキャブラリーの無さ。笑)
ケーキもセットでついてきます^^
こちらは「ピスタッシュ・ショコラ」
ピスタチオの生地の上にチョコレートムース、
その上にピスタチオのムースを合わせ、アクセントにフランボワーズ♡
なんと!
よだれが……(笑)
美味しすぎる!!
ピスタチオ好きは是非これを!(笑)
そしてコーヒーは、パウリスタ伝統の味、
パウリスタ オールドを注文!
これが、私のどストライク!
深入りなのですが、奥行きがすごい!(語彙力の無さが悔やまれる。笑)
ビターチョコレートのような、うーーん。深い!
みんな!行って代弁してください、私の言いたいことを(笑)
ということで、本当にお腹も心も大満足でした!
美味しかった~!!
で終わらない、創業110年の歴史をちょこっとご紹介させてください^^
ちなみに昭和53年、ジョンレノンと
夫人のオノ・ヨーコが来店されたようです^^
その際に、当時の坂井店長は思い切って記念のサインを頂いたのだとか…★
上記写真の左のお皿とカップですね!
泊まっていた帝国ホテルのコンシェルジュから
パウリスタを紹介されて、三日三晩お忍びで来店され、
三晩とも
「パウリスタ オールド」をご注文されたようです^^
ジョンレノンは、深くて苦いコーヒーがお好きだったことが察せられますね^^
こちらはロゴの意味です^^
とても歴史あるカフェーです^^
なぜ、ブラジルのコーヒーなのか。
知ってほしいので一部抜粋させてください^^
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ときは明治41年4月28日。
日本からブラジルへの最初の移民781名を載せた船「笠戸丸」が神戸から出港しました。
当時、世界の50%以上のコーヒーシェアを持っていたブラジルは、奴隷解放によって農園の働き手を失い、労働力を世界各国へ求めました。しかし、賃金労働者と奴隷の区別がつかないブラジル園主と外国人労働者の間でドラブルが続出。皆自国へと逃げ帰ってしまいます。
同じ頃、日本では人口増加による食糧不足、日露戦争帰還兵の失業者問題が深刻化していました。
その解決策として、日本人の移民を計画したのが“水野 龍(みずの りょう)”。
水野は、人種の偏見が少なく、食糧も豊富なブラジルを移民先に選び、大勢の日本人を率いて向かいました。日本人移民は、その礼儀正しさと社交性でブラジルに好意的に受け入られましたが、言葉の通じない土地で、奴隷の扱いしか知らない農業主のもと、多くの困難と忍耐を強いられます。
ひと旗あげて帰国しようと意気揚々だった人々も、帰国はかなわないと悟らざるを得ませんでした。
また、水野自身もこの移民事業によって大きな赤字を抱えます。
ブラジルのサンパウロ州政庁は、そんな水野の移民事業に対し、年間1,000俵の珈琲豆の無償供与と東洋の一手宣伝販売権を与え、日本におけるブラジル珈琲の普及事業を委託します。
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カフェー パウリスタ公式HPから抜粋
大きな損を幾らかでも埋められるよう、
コーヒー豆を無償提供したい。
そして、
農園労働の需要性と、コーヒーそのものを日本に周知する機会としてほしい、と
ブラジルのサンパウロ州政庁からのご提案だったそう。
コーヒーはいわば、ブラジルで働く日本人移民の努力の結晶。
日本でこれを広め、需要を伸ばすことで、彼らへの大きな理解と助けを得られると踏み、
創業者の水野さんは、これを承諾。
そしてできた、
「カフェー パウリスタ」
壮大な歴史を知り、本当にこちらに伺えてよかったと思いました。
もっと知りたくて、パウリスタの書籍を注文してしまいました!
今度伺った際は、
オーナー様とお話ができたらな…と思いました★
コーヒーは奥が深すぎて、楽しいです!
公式HP
【公式】銀座カフェーパウリスタ (paulista.co.jp)
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長い文章、ご一読ありがとうございました!
また行かれた際は、ご報告下さいね♡
一般社団法人Bean to bar at home 濵田